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社会福祉法人スタッフのストレス　３

社会福祉法人のスタッフが抱えるストレスに民主的な人事が行われるか否かということがあります。昇進、昇給に関して、全ての社会福祉法人のことではありませんが、創業者一族が優遇されることが当然のように行われています。ここで考えなければならないのは、創業者一族以外のスタッフへの配慮です。能力に応じた昇進、昇給は一般的で当然のお話ですが、目に余る一族の優遇は禍根を必ず残すということを意識すべきです。また、福祉現場の労働はチームプレイが原則です。一人のスタッフの不満は他のスタッフに伝播するし、それはすなわち全体の就労意欲を低下させます。能力に応じた昇進、昇給は現場の志気に大きな影響があることを心するべきです。
　次に、社会福祉法人の土地の寄付や創業時に創業者が行った多額な寄付金についてのお話です。その寄付行為がなければ社会福祉事業を開始することができなかったことは間違いありません。ただ、その後の事業所建築費などの借り入れは、事業を経て得られた公金から返済がなされることが大半の社会福祉法人で見られます。批判を覚悟で、この状況を考察すると、社会福祉法人を創業者一族が優遇し続けるのには矛盾が生じると私は考えます。どうしても創業者一族を優遇したいなら、全てその一族でスタッフを固めるべきではないかと考えます。
ここまで書いてしまうと多くの敵を作り、この業界で生きにくくなるなと危惧もしますが、このような意見を持っている人間がいることを知ってもらえれば幸いです。世間が狭くなる？炎上する？もしかしたら、再開したブログを閉鎖しなければならない？正々堂々とそれらを受ける勇気もつもりもありませんが、考えていることを書き示すことがブログの役割だと思って、敢えて掲載いたします。