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命を救う勇気

2014-07-03
カテゴリ:生活介護
学校・駅・公共施設などに設置されているAED(自動体外式除細動器)。
街中でもよく見かけるようになりました。
2004年・7月より一般市民でも使えるようになり、救急車が到着するまでに、救命処置が施されるため、
救命率が上がったのは言うまでもありません。
最近は、町内会の消防訓練やいろいろなイベントの中で「AEDの使い方」を講習してくれるので、ぐっと身近なものになりました。
 
里の風も昨年末に八尾市消防本部・高安消防署の方々のご協力のもと、職員に「心肺蘇生法」と
「AEDの使い方」を指導していただきました。
心肺蘇生法実技の様子。
1分間に100回の胸骨圧迫(心臓マッサージ)は想像以上に体力を使います。
1人が続けられるのは最大2分。リズミカルかつ確実な胸骨圧迫を継続するためにタイミングをみて、
次の人にバトンタッチ。みんなで声をかけ合います。
日頃のチームワークが発揮されるいい機会となりました。
 
八尾市では、消防署への通報から救急隊の現場到着まで、平均6分はかかるとの事で、
それまではこの胸骨圧迫を続けなければなりません。
里の風はAEDが設置されていないので、ここが大事なのです。
 
こんな時AEDは、患者さん(全症例ではありませんが・・・)の状態を自動解析して
必要時電気ショックを与え、心臓を動かしてくれます。
 医療機器だから難しそうと思われがちですが、音声ガイドで手順を案内してくれるので、簡単に操作できます。
職員は交替で実際に使用し操作を覚えました。
AEDを操作する様子。
どこかで使うかもしれないAED。使い方を知っておくと安心ですね。
 
予定時間を大幅に過ぎる程、実技や質問等、とても有意義な時間になりました。
「皆さんの勇気が命を救うので、この講習を生かしてください!」という言葉に、
身が引き締まる思いでした。
八尾市消防局の皆様ありがとうございました。
遅ればせながらこの場をかりてお礼申し上げます
 
あれから半年。
職員の上崎さんが「心肺蘇生法」と「AED」で人命救助をした!というニュースが飛び込んできました。
それは・・・
4月の上旬に利用者さんと久宝寺緑地の清掃に出かけた時のことです。
何やら人だかりができていたので、行ってみると、
「人が倒れていて意識がない!AEDはあるのに、誰もがあたふたしているだけ」
という非常に深刻な状況だったのです。
これはまずい!  自然に体が動き、胸骨圧迫とAEDの操作を開始しました。
そのおかげもあって、救急車が到着する頃には患者さんの意識は回復し、無事救急隊へ引き継ぐことができました。
 
いや~なかなかできる行動ではありませんよね。
「命を救う勇気」に脱帽です。
講習もさることながら、実際に行動したことで患者さんだけでなくその家族や周りの人をも救いました。
 
その時の患者さんは通院で様子が見られるほど回復されたとの事で、先日八尾消防署長から
「感謝状」が授与されました。
「とにかく必死でした。」その時のことを思い出し、しみじみと語る上崎さん。
 里の風の誇りですね。
医務室 森屋
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