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社会福祉法人ポポロの会
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トムブログ

事業本部長のブログ 「トムブログ」

日本の社会福祉現場に相互批判は馴染まない?

2014-02-27
福祉現場で支援の質を上げるためには、当然スタッフ個々の専門性の質を高めることが重要になります。そのためには、外部研修の利用や職場内のOJTやスーパービジョン、カンファレンスの機能や取り組みが欠かせないことは言うまでもありません。それらの仕組みの中には、お互いの仕事の仕方についての「意見交換や確認作業」も含まれると思うのですが、どうも日本の福祉現場でなかなかその仕事の仕方についての「意見交換やその確認作業」が行いにくい状況にあるように思います。お互いの仕事の仕方について、いきなり「相互批判」という日本の文化になじみにくい過激なものではなく、あくまでもお互いの仕事の仕方について「意見交換や確認作業」をまず現場に定着させることが大切だと思います。ここに遠慮しなければならない事柄やものが言えない状況があるのなら、それは必ず利用者の不利益になることに繋がります。但し、「意見交換や確認作業」はあくまでも仕事の仕方に焦点をあて、決してその人のパーソナリティを傷つけることないように配慮することが前提になります。
 
陰でひそひそ批判していたのでは、職場の人間関係や働く場の環境が悪くなるだけで良いことは無いように思います。
 
そもそも、この「意見交換や確認作業」は相互批判の前段階というだけでなく、スーパービジョンの展開にも役立ちます。なにより、千葉県で起こったような虐待(私は暴行の上の殺人事件だと思いますが)の防止になることは間違いありません。
 
ポポロの会でもお互いの仕事の仕方について「意見交換や確認作業」が定着するように努力している最中です。
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